配属希望の皆様へ
はじめに
- 大槻研にご関心をお持ちいただき、ありがとうございます。このページでは研究環境や運営方針についてまとめています
- 研究室配属を希望する学部生はオープンラボへの参加をお願いします。他大学や他研究室等から院進学を希望される方は出願前に必ずご連絡をお願いします
研究室の所属
- 学部:横浜国立大学 理工学部 数物・電子情報系学科 電子情報システム教育プログラム
- 大学院:横浜国立大学 大学院理工学府 数物・電子情報系理工学専攻 応用物理分野/情報システム分野/電気電子ネットワーク分野
研究概要
- 数理計画法を駆使して、カーボンニュートラルかつ低廉,強靭なエネルギーシステムの構築に向けた研究を行っています
- 政府や企業の意思決定に資する数理モデルの開発や分析結果の発信を目指します
- エネルギー・環境問題や、技術と社会の関わりに関心がある学生の方は是非、本研究室をご検討ください
研究対象
- エネルギー・電力システム:世界や日本を対象に、効率的なCO2削減戦略や最適なエネルギーミックスを検討します
- エネルギーと鉱物資源:リチウムなどの重要鉱物の資源制約の観点から実行可能なエネルギー・鉱物戦略を検討します
- エネルギー安全保障と気候変動対策:国家間の非協調性を考慮して気候変動対策の実行可能性を検討します
- 再生可能エネルギー資源評価:地理情報システムデータを用いて世界や日本の再生可能エネルギー資源量の評価を行います
過去の研究テーマ
電子情報システム特別実験(学部3年生向け)
- 日本におけるアンモニア混焼・専焼火力発電の導入可能性に関する研究
- 2050年の再生可能エネルギー比率が電源構成・発電コストに及ぼす影響に関する研究
- プラチナの供給制約を考慮した世界エネルギー・鉱物需給モデルの開発
- エネルギーシステムモデルの時間解像度が最適化結果に及ぼす影響に関する研究
- 2050年カーボンニュートラルにおけるCO2回収・利用・貯留技術及び合成燃料の導入可能性に関する分析
卒論
- 日本全国の基幹送電網を考慮したエネルギーシステムモデルによる電力需給評価
- リチウム・コバルト・ニッケルを考慮した世界エネルギー・鉱物需給モデルの開発
- エネルギーシステムモデルにおける非同期電源比率制約の定式化と発電・電力貯蔵技術の評価
- 電力50Hz地域の基幹送電網を考慮したエネルギーシステムモデルによる脱炭素シナリオの評価
研究室の運営方針
- 研究室全体および研究グループの打合せ(研究室全体は1~2週間に1回、研究グループは週1回)を通して研究指導を行います。これらの打合せは原則、参加必須です
- 大学院生には積極的に学会発表を行って頂きます。教員の民間シンクタンクでの研究経験を踏まえ、研究や論文作成、プレゼン技法をアドバイスしていきます
外部連携
本研究室の分野は社会的にも関心を集めており、エネルギー企業様や外部研究所様との共同研究を実施しています
研究環境
2022年4月の設立から間もないですが、研究環境は整備されています。デスクとPCは1人1台ずつ専用のものを利用できます。シミュレーションは専用の計算機(例:CPUはIntel Xeon Gold~Platinumクラス、RAMは最大2TBなど)を用いて実施します
研究室イベント
懇親会や研究室旅行を企画していこうと思います